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水環境フォーラム in 岡山
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主 催:公益社団法人日本水環境学会中国・四国支部岡山地域分科会
共 催:岡山理科大学環境教育地域支援研究会
公益財団法人おかやま環境ネットワーク |
2017年度 |
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開催日 |
概要 |
第15回 |
7月8日(土)
13時00分〜
16時45分
会場:オルガ5階
「スカーレット」
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テーマ『廃水からの窒素処理に関する省エネ技術』
◆概要:
廃水には窒素が高濃度で含まれ、特に閉鎖性水域を抱える流域では廃水からの窒素除去が
必須です。しかし、窒素の除去には従来多くのエネルギーを必要としてきました。近年、新たな
センサーの開発とそれを利用した制御技術、または新しい微生物を使い、従来よりも少ないエネル
ギーで廃水から窒素を除去することが可能になってきました。
今回は、省エネルギー型窒素除去技術に関する研究開発の動向・事例について、4名の先生から
ご紹介いただきました。
◆講演テーマと講師
・藤原 拓・ 高知大学 教育研究部自然科学系農学部門教授
「オキシデーションディッチ法における二点DO制御システム〜着想と開発経緯〜」
・中町 和雄・前澤工業(株)事業統括本部環境ソリューション事業部
「オキシデーションディッチ法における二点DO制御システム〜実用化と普及展開〜」
・大月 孝将・岡山市 下水道河川局下水道施設管理課・副主査
「アンモニアセンサーを用いたOD法に係る送風量削減の取組み」
・西村 文武・京都大学 工学研究科准教授
「ANNAMOXプロセスの研究開発動向」
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第16回 |
12月2日(土)
13時00分〜
17時00分
会場:オルガ5階
「スカーレット」 |
テーマ『藻場再生の取り組み』
◆講演テーマと講師
・後藤真樹・岡山県農林水産総合センター水産研究所資源増殖室研究員
「岡山県におけるアマモ場造成の取組について」
・天倉辰己・日生町漁業協同組合専務理事
「アマモ再生活動30年の歩み〜地域と世代をつなげて〜」
・大久保賢治・岡山大学大学院環境生命学研究科教授
「アマモ場再生に係わる物理過程について」
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2016年度 |
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開催日 |
概要 |
第13回 |
7月9日(土)
13時00分〜
16時45分
会場:オルガ5階
「スカーレット」
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テーマ『水環境中の化学物質と生態影響』
◆概要:
日々新しい化学物質が作り出され、我々も日常生活の中で多くの化学物質を使っています。
これらの化学物質が水環境中でどのように移動し、環境中に分布しているのか、生物に対して
どのような影響を与えているのか、さらに我々はどのようにこれらの化学物質を管理してくべき
なのかを討論しました。
◆講演テーマと講師
・山本 裕史・国立環境研究所 環境リスク 健康研究センター 生態毒性研究室 室長
「国内の環境汚染化学物質のリスク評価・管理体系の現状と課題について」
・田村 生弥・岡山大学 大学院環境生命科学研究科 助教
「河川水・河川底質中の生活関連汚濁物質の影響評価」
・新 和大・岡山県環境保健センター 環境科学部水質科
「岡山県における水環境中の化学物質調査について」
・高部 祐剛・鳥取大学 大学院工学研究科・助教
「シジミの濃縮特性を活用した残留性有機汚染物質モニタリング手法の開発」
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第14回 |
12月3日(土)
13時00分〜
16時45分
会場:オルガ5階
「スカーレット」 |
テーマ『資源・エネルギー循環の拠点としての排水処理施設』
◆概要:
水環境保全のためには適切な排水処理が不可欠です。近年は気候変動や天然資源の減少を背景に、
排水を「価値あるもの」と見立て、処理の過程で排水から資源・エネルギーを回収しようとする動きが活発
です。今回の「水環境フォーラム in 岡山」では、下水と畜産排水の処理に関する動向・事例を4名の先生
からご紹介いただきました。
◆講演テーマと講師
・大下 和徹・京都大学大学院地球環境学堂・准教授
「焼却を中心とした下水汚泥の処理・処分の動向」
・日高 平・京都大学大学院工学研究科・講師
「メタン発酵を中心とした汚水汚泥の処理・処分の動向」
・福嶋 俊貴・メタウォーター株式会社事業戦略本部事業企画部・担当課長
「資源・エネルギーの循環の拠点としての下水処理場」
・白石 誠・岡山県農林水産総合センター畜産研究所・専門研究員
「畜産排水の処理と利用」
・総合討論 |
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2015年度 |
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開催日 |
概要 |
第11回 |
7月4日(土)
13時30分〜
16時30分
会場:オルガ5階
「スカーレット」
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テーマ『水環境中での抗生物質と耐性菌について考える』
◆概要:
抗生物質は病気の原因となる微生物の発育または機能を阻止することで、家畜、
農作物、そして我々の健康の維持に貢献しています。しかし、抗生物質の使用に伴い、
抗生物質に耐性をもつ、いわゆる耐性菌が出現し、病院だけではなく水環境においても
問題となっています。
本フォーラムでは水環境における抗生物質の検出・処理の現状、ならびに耐性菌の
問題点等について紹介いただきました。
◆講演テーマと講師
・河川に存在する抗生物質耐性細菌 〜水環境の微生物学的安全性の視点から〜
越川 博元・龍谷大学理工学部環境ソリューション工学科・准教授
・日本の農村地域における抗生物質を含む生活由来医薬品による汚染実態
治多 伸介・愛媛大学農学部生物資源学科・教授
・抗生物質流入に対応した下水処理プロセスの開発
永禮 英明・岡山大学大学院環境生命科学研究科・准教授
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第12回 |
2月27日(土)
13時30分〜
16時30分
会場:オルガ5階
「スカーレット」
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テーマ『児島湾の窒素循環の現状と問題点を考える』
〜瀬戸内海の無機態窒素の不足と陸域沿岸の有機態窒素の過多〜
◆概要:
近年、瀬戸内海では、ノリの色落ち・二枚貝類や魚類の減少などの現象が見られており、
その一因として、陸域から流れ込む無機態窒素の急激な減少で、海が貧栄養化している
可能性が考えられています。
一方で、沿岸部にある児島湖では、全窒素のゆるやかな改善がみられるものの、環境
基準はいまだ達することができずにいます。
岡山の児島湾域では、現在湾内と湾外でほぼ逆方向の矛盾した施策が実行されており、
窒素を巡る新たな環境基準や施策を陸域・海域を含めて調整し進める必要があります。
◆講演テーマと講師
・ 『瀬戸内海における無機態窒素の減少と水産資源に対する影響』
高木秀蔵・岡山県農林水産総合センター水産研究所
・ 『生物による有機物の取込・分解能力の定量化(物質循環促進効果)について』
片山貴之・海洋建設(株)水産環境研究所
・ 『旭川と吉井川における水質測定値(窒素)の変遷について』
野津善英・岡山河川事務所
・ 『児島湖に流れ込む窒素の発生源単位の割合と児島湖から流れ込む窒素量の変遷』
藤田和男・岡山県環境保健センター
・ 『岡山市の下水道の現状について』
大月孝将・岡山市下水道施設管理課
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2014年度 |
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開催日 |
概要 |
第10回 |
2月14日(土)
13時30分〜
16時30分
会場:オルガ5階
「スカーレット」
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テーマ『飲料水の安全・安心について考える』
◆概要:
私たちの生活に欠かせない飲料水、その浄水処理に関する問題点、岡山三大河川の水質に
関わる事故事例などをについてお話を聞き、日頃、何気なしに飲んでいる水道水の安全・安心に
ついてディスカッションしました。
◆講演テーマと講師
・ 「水道水源における化学物質汚染の発生源探索」
小坂 浩司・国立保健医療科学院 生活環境研究部水管理研究領域 主任研究官
・ 「岡山市水道局水安全計画と河川の現況」
藤田 良祝・岡山市水道局審議官
・ 「岡山三川の水質事故及び水質汚濁防止連絡協議会の活動」
櫃野 忠克・国交省岡山河川事務所 防災情報課長
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第9回 |
7月5日(土)
13時30分〜
16時30分
会場:オルガ5階
「スカーレット」
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テーマ『岡山城お濠へのヒシ植栽に伴う水環境の変化』
◆概要:
岡山市民にとって最も身近な憩いの場の一つ、岡山城のお濠の水環境を改善する試みが今から
5年前に実施されました。2008年3月下旬から岡山市で開催されました「第26回全国都市緑化
おかやまフェア」への対応によるものでした。お祭りが終わってすっかり話題に上らなくなりましたが、
その後、ヒシによる水質改善実験がほそぼそと続けられいます。
現在、お濠の水環境がどのような状況にあるかを報告するとともに、今後の展望について
ディスカッションしました。
◆講演テーマと講師
・「お濠の水環境改善に関する経緯」
野上 祐作氏・岡山理科大学
・「井戸水の供給を止めても変わらないお濠の水位」
北岡 豪一氏・岡山理科大学
・「ヒシの植栽に伴う生物相の変化」
斎藤 達昭氏・岡山理科大学
・「ヒシの植栽に伴う水質の変化」
山口 一裕氏・岡山理科大学 |
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2013年度 |
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開催日 |
概要 |
第8回 |
2月22日(土)
13時30分〜
16時30分
会場:オルガ5階
「スカーレット」
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テーマ『水環境とこれからの養殖』
「水環境とこれからの養殖」をテーマとし、環境保全を意識した養殖技術、あるいは水環境が
養殖に及ぼす影響について考えました。
開会挨拶 野上祐作氏(岡山理科大学)
『食品加工残渣の養殖魚飼料への有効利用 − マイナスをプラスにする試み − 』
深田陽久氏(高知大学)
『閉鎖循環式養殖システムの開発とその実証技術』
山本義久氏((独)水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所)
『里海の健康診断 〜モニタリングからみた水質変換』
林浩志氏(岡山県農林水産総合センター)
・総合討論
進行:永禮英明氏(岡山大学)
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第7回 |
7月13日(土)
13時30分〜
16時30分
会場:オルガ5階
「スカーレット」
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テーマ『有害化学物質のリスク評価と管理の現状と今後の展開』
環境中有害化学物質の分析技術の第一人者として引っ張ってこられた岡山県健康づくり財団の
劔持堅志室長代理と、現在第一線で研究を展開されている国立環境研究所の中山祥嗣室長に
講演いただきました。
『環境中有害化学物質分析の進歩と課題』
劔持堅志氏(公益財団法人岡山県健康づくり財団室長代理)
『環境中有害化学物質のリスク評価と管理の新たな展開』
中山祥嗣氏(独立行政法人国立環境研究所室長)
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2012年度 |
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開催日 |
概要 |
第6回 |
2月23日(土)
13時30分〜
16時30分
会場:オルガ5階
「スカーレット」
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テーマ『水域の生産性と水質管理』
瀬戸内海などにおける水産資源の問題として、ひたすら水質改善を目指すのではなく、棲息する
生物にとって快適な水質とは如何なるものかを考える時代になりつつあるように思われます。
そこで、干潟の再生などに取り組んでいる人たちの最新の話を聞く機会を設けました。
開会挨拶: (社)日本水環境学会中国・四国支部 支部長 野上祐作(岡山理科大学)
椹野川河口域・干潟の自然再生
関根雅彦氏(山口大学工学部)
カキ殻を利用した海域環境修復の取組
鳥井正也氏(岡山県水産課) 「」
貝殻魚礁(JFシェルナース)による生物生息環境の改善技術
片山貴之氏(海洋建設株式会社)
総合討論 進行 岡山大学・河原長美氏
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第5回 |
7月14日(土) |
テーマ:「農業に伴う地下水汚染に対する新たな対応
〜クリーニング作物の活用〜」
農耕地への過剰施肥に起因する地下水汚染は大きな問題となっており、その対策が喫緊の課題と
なっています。
本フォーラムでは、科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業「気候変動を考慮した農業地域の
面的水管理・カスケード型資源循環システムの構築」に携わる3名の研究者を迎え、農業地域の地下水
汚染抑制と資源回収を同時に実現する革新的なシステム開発に関する研究成果を講演いただきました。
開会挨拶
(社)日本水環境学会中国・四国支部 支部長 野上祐作(岡山理科大学)
農地に由来する地下水汚染の抑制 〜クリーニング作物の活用〜
高知大学・藤原拓氏
クリーニング作物からの肥料成分の回収・再利用
岡山大学・永禮英明氏
クリーニング作物を資源に 〜糖化と発酵〜
鳥取大学・赤尾聡史氏
総合討論 進行 岡山大学・河原長美氏
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2011年度 |
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開催日 |
概要 |
第3回 |
7月2日(土) |
テーマ:「水質改善が進む児島湖の現状と課題」
基調講演 児島湖水質の経年変化の統計的検討と浄化対策
岡山大学大学院環境学研究科 河原長美氏
一般講演 児島湖の水質と植物プランクトン 岡山県環境保健センター 藤田和男氏
笹ヶ瀬川及び倉敷川から児島湖へ流入する水量 岡山理科大学理学部 野上祐作氏
総合討論会 劒持堅志氏
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第4回 |
2月12日(土)
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特集:台風12号に伴う大出水の「旭川中下流域の生態系」への影響
開会挨拶
(社)日本水環境学会中国・四国支部 支部長 野上 祐作
台風12号による大出水の特徴と被害(過去の大出水と比較して)
国土交通省 岡山河川事務所 所長 植田 彰 氏
大出水時における河川水位と水温の変動
岡山理科大学・理学部 久保 秀敏 氏・北岡 豪一 氏
大出水に伴う中下流域における水質と河床地形の変化
岡山理科大学・理学部 山口 一裕 氏
高島干潟を含む中下流域の魚類相に対する大出水の影響
岡山理科大学・理学部 齋藤 達昭 氏
中下流域の水生昆虫相に対する大出水の影響
関西高等学校・教諭 吉鷹 一郎 氏
総合討論会 岡山大学大学院環境学研究科 河原長美氏
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2010年度 |
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開催日 |
概要 |
第1回 |
7月10日(土) |
テーマ:「児島湾における水圏環境の変遷過程」
特別講演 児島湾の漁業環境の変遷 岡山県水産試験場・元場長 尾田正氏
一般講演
児島湾及びその隣接海域における潮位と水温の変動 奥田水圏環境研究所 奥田節夫氏
児島湾に注ぐ旭川の水温の経年変化 岡山理科大学 北岡豪一氏
児島湾内の水質の分布とその変動 岡山理科大学 野上祐作氏
児島湾における貧酸素の現況と変化 岡山県農林水産総合センター・水産研究所 高木秀蔵氏
吉井川河口干潟におけるハマグリ養殖計画 岡山県農林水産部水産課 鳥井正也氏
乙子干潟の生物 NPO法人岡山淡水魚研究会 森千恵氏
高島干潟の生物 岡山理科大学 齋藤達昭氏
高島干潟の底質環境 岡山理科大学 山口一裕氏
総合討論会 岡山大学大学院環境学研究科 河原長美氏
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第2回 |
2月12日(土)
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テーマ:瀬戸内海の水環境の動向
瀬戸内海の水環境の変遷と今後の方向−転換点に来た水環境管理−
京都大学大学院農学研究科 藤原建紀氏
河川からの栄養塩供給とノリ養殖−川と海のつながりの解明−
岡山県農林水産総合研究センター・水産研究所 高木秀蔵氏
瀬戸内河川からの微細土砂流出量の変動 −底質の由来−
岡山大学大学院環境学研究科 大久保賢治氏
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