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「平和のひろば2024 被爆ピアノコンサート」開催

2024/07/08
 7月7日(日)、オルガホールにて「平和のひろば2024 被爆ピアノコンサート」を開催しました。原爆のすさまじい熱風の中、奇跡的に残ったピアノから奏でられる美しい音色に、約200人の来場者は聴き入り、平和の大切さを体感しました。終戦から79年を迎え、戦争体験者が高齢化する中で、若い世代への“継承”を大切なテーマとしています。



 最初に、岡山県原爆被爆者会を代表して、廣信靖之会長より「被爆80年に向けて」と題した講演があり「核兵器はいかなる理由があっても使ってはなりません。被爆者の願いは、再び被爆者をつくらないことです。力のある限り平和を願う皆さんと共に、核兵器も戦争もない世界に向かって歩み続けます」と核兵器廃絶への想いを参加者に力強く呼び掛けました。


 講演する廣信靖之会長

 その後、ピアノを修復し、“平和の種まき活動”として全国約1500ヵ所以上、約3千回のコンサートを開催してきた「被爆ピアノ資料館」の矢川光則館長から「被爆ピアノ」の紹介がありました。「被爆ピアノ」とは、原爆投下時1945年8月6日広島、9日長崎で爆心地より約3km以内で原爆の爆風、熱線、放射能等の被害を受けたピアノのこと。原爆を乗り越えたピアノが奏でる音色は平和と地球を大切にする心をやさしく伝えています。
 

被爆ピアノの紹介をする矢川館長

 そして、谷崎友美さんが弾くピアノ演奏にあわせて、ソプラノ歌手の大島久美子さんが「一本の鉛筆」、「いのちの歌」など戦争や平和をテーマとした歌を歌いました。



 また、岡山大学交響楽団の学生さんによるピアノ演奏、山陽学園大学・岡山大学の学生の皆さんによる世界の核爆弾の数をBB弾で表現するシミュレーションなど“継承”をテーマとした企画が行われました。


BB弾を使って世界の核弾頭の数を表現した山陽学園大と岡山大の学生の皆さん


岡山大学交響楽団の学生によるピアノ連弾
  
 当日は七夕ということもあり、参加者は短冊にそれぞれの願いごとを書いて笹に飾り付け、みんなで平和の大切さを考える一日となりました。


願いごとを書いた短冊を笹に飾り付けする参加者の皆さん


 
★参加者の声
・廣信会長の話を聞き、79年という長い年月が経った現在でも、その悩みや不安が続いていると聞いて胸が痛みます。その生の声を、戦争を知らない私達や子ども達世代がしっかり認識し、伝えていかなければいけないと感じました。
・目を閉じ、BB弾で核兵器を感じていると、12,000発の量は思っていた何倍もあり、「まだ終わらないのか」とBB弾の音がすごく恐怖に感じました。今後、核戦争が起こると日本だけでなく、世界が滅ぶと確信しました。だからこそ、「核兵器はなくさなくてはいけない」と強く思いました。
・被爆したピアノとは思えないほど美しい音色でした。ピアノを修理し、世界中に平和の願いを伝えたい、という矢川さんの想いがピアノの音を通して感じられました。
 

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