美しい里山を守り、
瀬戸内の豊かな里海を育てていくー。
里山の環境を守りたい 棚田守り隊の活動
美しい景観を持つ「棚田」。農業の場としてはもちろんのこと、保水効果などさまざまな役割を持っています。失われつつある棚田を守るため、組合員による「棚田守り隊」が、2011年の5月から、地元(北庄)の生産組合の方々との交流や、農業体験を通して、参加型のさまざまな活動をしています。
海のゆりかご アマモの恵み
里海を守り育てよう
アマモ場は、「海のゆりかご」と呼ばれ、魚介類の産卵場や餌場として大切な場所です。このアマモ場も、環境の悪化などにより減少。日生町漁協では、アマモ場を再び取り戻す活動が長年行われ、徐々に回復しています。
おかやまコ-プは、日生町漁協(※1)、邑久町漁協(※2)、笠岡地区漁業連絡協議会(※3)と協定を締結し、アマモ場再生を通して瀬戸内の豊かな里海を育て、自然環境を守っていく取り組みを推進しています。アマモの種とり、アマモの種選別、アマモの種まきなどへ参加をし、アマモ場再生活動を体験し、重要性について学習と啓発活動をすすめています。
※1:2012年5月、日生町漁業協同組合、NPO法人里海づくり研究会、岡山県、おかやまコープの4者で「アマモ場造成活動に係る協定」を締結
※2:2013年5月、邑久町漁業協同組合、NPO法人里海づくり研究会、岡山県、おかやまコープの4者で「アマモ場造成活動に係る協定」を締結
※3:2016年5月、岡山県、笠岡市、NPO法人里海づくり研究会議、笠岡地区漁業連絡協議会、豊かな海づくり協力会(おかやまコープ、天野産業(株))の5者で「美しく豊かな海づくりに関する協定」を締結
このアマモの恵みDVDでは、アマモの生態とその役割、備前市日生町の漁業者による取り組み、アマモ場造成の年間活動を分かりやすく解説しています。岡山県内の小学校の環境学習教材などとして活用しています。
(映像時間:29分)
里海と里山がつながる「里海米」
里海のカキ殻で作った土づくり資材(土壌改良の効果)を活用し、栽培された「里海米」。おかやまコープは、JA(生産者)が主体に米卸・小売などで組織された「瀬戸内かきがらアグリ推進協議会」を通して普及に取り組みます。
サンゴ礁再生の取り組み
恩納村漁協では、長年、海の環境を守る活動を続けています。サンゴ礁が健全であれば、養殖もずくの生育も良く、またもずくの養殖はサンゴ礁生態系を豊かにします。地球温暖化の影響などでサンゴが減少。恩納村漁協は、陸上の養殖施設で増やしたサンゴを海に戻すサンゴ礁再生活動をしています。
もずく基金
毎週の配送(宅配)とコープのお店(店舗)において、全15品目を対象商品として販売し、売り上げの一部を「もずく基金」として集めています。基金は、恩納村漁協がメーカーや行政と一緒になって取り組まれる、サンゴ礁再生事業に利用され、サンゴの養殖のために使われます。